「置かれた場所で咲きなさい」感想|批判もある本だけど名言あふれる良著

「置かれた場所で咲きなさい」感想|批判もある本だけど名言あふれる良著



「置かれた場所で咲きなさい」感想|批判や嫌いな人もいるけど心が洗われる本

くーやんです。0歳2歳4歳をワンオペ育児中のワーママな私。
「置かれた場所で咲きなさい」という本を読んで学んだこと、感想を書いていきます。

育児中、仕事中、その他いろんな場面…

「こんなはずじゃなかった」
「なんでこんなことになっているんだろう」
「本当にこれでいいのかな??」


そう思うことはありませんか??
私はよく思っていますwww

そんな方におすすめしたいのが、「置かれた場所で咲きなさい (幻冬舎文庫)」という本。

一部では批判があったり嫌いと言う人もいる本。
ですが、私は勇気がもらえ、心が洗われ、自分自身を見つめ直すきっかけになりました。

人生の岐路に立っている人、少し前の選択が本当に正しかったのかなと悩んでいる人、今の自分自身の生き方に疑問を持っている人にぜひ読んでいただきたい一冊です。

「置かれた場所で咲きなさい」で得たこと

・環境や境遇は選ぶことができなくても生き方を選ぶことはできる

・自分と他者は100%わかりあうことはできない

・だからまずは自分自身を愛おしみ、向き合い、見つめ直すところから始める

・そのうえで、今咲くか、根を張るか、他の道を選ぶかを自分で決める






「置かれた場所で咲きなさい」を読んだ経緯

3回目の育休復帰を目前に控え、弊社福利厚生サイトで見つけた社内のワーママ事例集を見ていた私。
そこで感じたのが、以下のこと。

表立って出て来るワーママ、ネットで特集されるようなワーママって、上のツイートにあるようにガンガン押すタイプが非常に多いですよね。

一方、弊社ワーママ事例集にはそういう方はほとんどいませんでした。
今はじっと耐えて機会を待ったり気の持ち方を変えて「置かれた場所で咲いている」と感じる方が非常に多かったんです。

「そういえば、そんな本があったな」
と思い検索してみたら、確かにあった「置かれた場所で咲きなさい」という本。

Amazonの紹介文には以下のように書いてありました。

結婚しても、就職しても、子育てをしても、「こんなはずじゃなかった」と思うことが、次から次に出てきます。
そんな時にも、その状況の中で「咲く」努力をしてほしいのです。
どうしても咲けない時もあります。雨風が強い時、日照り続きで咲けない日、そんな時には無理に咲かなくてもいい。
その代わりに、根を下へ下へと降ろして、根を張るのです。
次に咲く花が、より大きく、美しいものとなるために。

今の私は3人の未就学児をワンオペ育児中のため、華々しく活躍するワーキングマザーになって咲き誇ることは非常に難しい状況。
「皆が活躍している中、本当にこれでいいのかな」と思うこともしばしば。

一方で「置かれた場所で咲きなさい」は、一部では批判や嫌いと酷評されている本です。

「なんか頑張れ頑張れと言われている気がしてしんどい」
「置かれた場所から逃げなさい」
「置かれた場所で枯れなさい」


なんて言われているほど。

いずれにせよ、影響力は強い本なんだな…


そこで、この本を読んでみることにしました。



「置かれた場所で咲きなさい」の内容(ネタバレ無)

「置かれた場所で咲きなさい」の内容

著者の渡辺和子さんについて

置かれた場所で咲きなさい」の著者は渡辺和子さん。
彼女はノートルダム清心学園の理事長を務めた方でキリスト教(カトリック)のシスター。
シスターが経験したこととカトリックの教えを絡めて書かれているのがこの本です。

「置かれた場所で咲きなさい」目次

置かれた場所で咲きなさい」の目次は次のようになっています。
第1章 自分自身に語りかける
●人はどんな場所でも幸せを見つけることができる
●一生懸命はよいことだが、休息も必要
●人は一人だけでは生きてゆけない
●つらい日々も、笑える日につながっている
●神は力に余る試練を与えない
●不平をいう前に自分から動く
●清く、優しく生きるには
●自分の良心の声に耳を傾ける
●ほほえみを絶やさないために

第2章 明日に向かって生きる
●人に恥じない生き方は心を輝かせる
●親の価値観が子供の価値観を作る
●母の背中を手本に生きる
●一人格として生きるために
●「いい出会い」を育てていこう
●ほほえみが相手の心を癒す
●心に風を通してよどんだ空気を入れ替える
●心に届く愛の言葉
●順風満帆な人生などない
●生き急ぐよりも心にゆとりを
●内部に潜む可能性を信じる
●理想の自分に近づくために
●つらい夜でも朝は必ず来る
●愛する人のためにいのちの意味を見つける
●神は信じる者を拒まない

第3章 美しく老いる
●いぶし銀の輝きを得る
●歳を重ねてこそ学べること
●これまでの恵みに感謝する
●ふがいない自分と仲よく生きていく
●一筋の光を探しながら歩む
●老いをチャンスにする
●道は必ず開ける
●老いは神さまからの贈り物

第4章 愛するということ
●あなたは大切な人
●九年間に一生分の愛を注いでくれた父
●私を支える母の教え
●2%の余地
●愛は近きより
●祈りの言葉を花束にして
●愛情は言葉となってほとばしる
●「小さな死」を神に捧げる


特に1章は目次を読んだだけでもなんだか心が洗われます


目次中で色を付けた箇所については、以下で心に響いた名言でご紹介いたします。





「置かれた場所で咲きなさい」で心に響いた名言5選(ネタバレ有)

「置かれた場所で咲きなさい」で心に残った名言5選

ここからは、「置かれた場所で咲きなさい」を読んで心に残った言葉をつづります。
各見出しは上記の目次のとおりにしています。
実際に心に残ったことばは引用枠内のことばです。

人はどんな場所でも幸せを見つけることができる

時間の使い方は、そのまま、いのちの使い方なのですよ。置かれたところで咲いていてください。
結婚しても、就職しても、子育てをしても、「こんなはずじゃなかった」と思うことが、次から次に出てきます。
そんな時にも、その状況の中で「咲く」努力をしてほしいのです。
どうしても咲けない時もあります。雨風が強い時、日照り続きで咲けない日、そんな時には無理に咲かなくてもいい。
その代わりに、根を下へ下へと降ろして、根を張るのです。次に咲く花が、より大きく、美しいものとなるために。

ここでは、環境や境遇は選ぶことができなくても生き方を選ぶことはできるということが綴られています。

私は「大学受験に落ちた子供に親がかける言葉。東大不合格で阪大進学の子の気持ち。」で書いたように、東京大学に不合格となって大阪大学に入学しました。
自分の実力不足ではあるものの、現状に満足できずに苦悩していたことをよく覚えています。

現役で東大に落ちたことをいくら悔やんでも変えることができないのに、時が解決するまでいつまでも立ち止まってしまっていた私…

もし当時この方の教えに出会えていたら、もっともっと充実した大学生活になっただろうなと感じています。

人生の重大な岐路のあと、その境遇をいかに受け入れて、自分なりに成長するかあるいは成長の糧とするか、かけがえのない時間をどう使うかが大切ということを教えられました。

神は力に余る試練を与えない

悩み疲れる前に、別の視点から考えてみよう。見方が変われば、たとえ悩みはきえなくても、勇気が芽生える

「子どもの障害」という変えることのできない現実とどう向き合うかについてつづられた章で、出てきたことばです。

まず目の前にある現実をしっかり受け止めてから、どうするかを考えるのが重要ということを教えられました。
確かに現実は変えられなくても、考え方や見方はいくらでも変えられますよね。

どうしてもくよくよ立ち止まって目を背けてしまうとき…
葛藤もあるだろうけど勇気を出してしっかり受け止めていきたいものです。

ふがいない自分と仲よく生きていく

嘆いてばかりいては、悩みも嫉妬も雪だるまのように膨らんでしまう。悩みを抱えている自分をいとおしもう。

これ、ハッとしました。

ワーキングマザーって悩みも嫉妬もつきません。
例えば「あの人ばかり重要な仕事を任せられる」とか「同じワーキングマザーなのに私は全然できないな…」とか。

そういえば以前ドラマで見て心に残った、産前の方に向けた医師のことばがあります。

「赤ちゃんは一人一人違いますからね。お二人の赤ちゃんの情報は、ネットの中には有りません」

これに近いものを感じました。

ネットにも他の人にも、自分自身と全く同じ境遇の人はいません。
一言で「ワーキングマザー」と言っても、夫が協力的な人、シングルマザーの人、管理職の人、パートタイマーの人、そして私のように3人未就学児がいてワンオペ育児の人もいます。
自分とはぜんぜん違うんです。

だからこそ、悩みを抱えている自分自身としっかり向き合いまずは愛おしむ。
そして客観的に自分自身を見つめ直すことが大切なのだと感じました。


一筋の光を探しながら歩む

一筋の光を探しながら歩む
人間に悩みはつきもの。けれでも、神様は試練に耐える力と逃げ道をきっと備えていてくださる。

これは、上記の「不甲斐ない自分と仲良く生きていく」の次の見出しにある言葉。

ここでも自分自身とまずは向き合うことについて書かれています。
自分と同じ悩みを抱えて人でも今までの歴史も環境も異なるから100%わかってもらうことはできないからです。

悩んで絶望したなかの解が、耐えることなのか逃げることなのかはわからないけれど、まずはきちんと自分自身と向き合うこと。

その重要性が感じられました。


道は必ず開ける

迷った時は、「選択する自由」を与えられたと思ってプラスとマイナスを書き出し、その重みによって決める

悩んだときはの解の見つけ方として、渡辺さんは上記のように書いています。

これは赤ちゃんを産むか否かを悩んだ卒業生のエピソードと自身が修道生活と結婚生活で悩んだというエピソードで綴られています。

一種の「逃げ」のようにも感じられることについても、著書内では決して否定はしていないんです。

プラスとマイナスを書き出して、まずは自分自身と向き合うことから始めるのが大事なんですね。



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最後に。「置かれた場所で咲きなさい」批判や嫌いな人もいる本ですが、心が洗われる良著でした

この記事で伝えてきたことをまとめます。

「置かれた場所で咲きなさい」で得たこと

・環境や境遇は選ぶことができなくても生き方を選ぶことはできる

・自分と他者は100%わかりあうことはできない

・だからまずは自分自身を愛おしみ、向き合い、見つめ直すところから始める

・そのうえで、今咲くか、根を張るか、他の道を選ぶかを自分で決める


冒頭で述べたように、たしかに文字をそのままとらえて頑張りすぎる人にとってはしんどく、批判や嫌いと言う人がいるのもわかります。

著者の渡辺さんも、本来は咲く努力を全力でするタイプの方だと思います。

でも、この本を読んで感じたのは「まずは悩んでいる自分を愛おしみ、自分自身としっかり向き合い見つめ直すところから始める」ということ。
そしてその結果、「頑張って今そこで咲くか、今はじっと根を張るか、あるいはやっぱり逃げてほかの地に張り直すか」は自分で決めるのが大事ということ。

これらは決して突拍子もない事を言っているわけではなく、人によっては当たり前のことかもしれません。
ただ、私もですが、生きていて嫌なことがあると向き合いもせずすぐ逃げ出したくなるのが人間のサガ。

「しっかり自分と向き合いながら有限のトキを生きていく」

当たり前ながらもなかなかできないことを、改めて教えてくださる良著でした。



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