病児保育がかわいそうで辛すぎて…使わない派だった私が考えを変えた5つの理由

病児保育がかわいそうで辛すぎて…使わない派だった私が考えを変えた5つの理由




病児保育、預けるの可哀想だから預けたくないな…
こんな想い抱えながら働くくらいなら、辞めちゃおうかな…

3児を育てながら昇格した私ですが、1人目復帰後は同じ気持ちでした。
でも、辞めちゃう前に、少しお話を聞いてみてくれませんか?

◆子供が病気がちでなかなか職場に行けない
◆かといって病児保育に預けるのははばかられる
◆こんな思いで働くなら、辞めてしまいたい
この記事を読んでいるあなたも、似たような思いを抱えていませんか?
または、周りから「かわいそう」と言われ悶々した気持ちになっていませんか?

確かに、具合が悪くてしんどい子を病児保育に預けるのはかわいそうな気がしますよね。

私は、今でこそ以下の記事のように何回か病児保育を使ったことがあります。


でも、1人目育休復帰〜2人目の産休に入るまでは「病児保育に預けるなんてかわいそう」と思い登録していませんでした。

でも、ここで辞めてしまうのは正直もったいないです。

もし、病児保育に預けるか預けないかで悶々した気持ちでいるなら、ちょっとお時間いただけませんか?
同じように考えていた私が、使うようになったキッカケを語らせてください。

病児保育がかわいそうと悶々するあなたへ
・「病児保育=かわいそう」と思うのは仕方ない
・本人はむしろ楽しんでいることも
・かわいそうではなく、未来への投資と思おう!





「病児保育に預けるなんてかわいそう」と思い登録すらしていなかった

病児保育がかわいそうで登録していなかった、その詳細な理由
上で書いたように、私は「病児保育に預けるなんてかわいそう」と思い、1人目育休復帰後には登録すらしていませんでした。

当時どう思っていたかちょっと書いていきますね。

病気でしんどい子を、知らない人・場所に連れて行くのがかわいそうだった

保育園に預けられないということは、熱があるとか具合が悪いとか、何かしらいつもと違う状態。

子供自身、いつもと違って不安を感じているかもしれないのに、見知らぬ場所・見知らぬ人に連れて行くのは可哀想だと感じていました。

うちの子は、恐らく初めてのところが苦手なタイプ。
乳幼児健診会場など、知らないところでは場所見知りもしていました。
道行くおばちゃんが話しかけてきたときも、怖がっていました。

大人の私が元気なときですら、初めての場所や人は不安なのに…
それを子供かつ病気の子に強いてしまっていいのかな?


そんなことを考えるとかわいそうで、病児保育には頼らない!そう思っていました。

そこまでしてする必要のある仕事なのかな?と感じていた

そんな可哀想な思いをさせてまで、そこまでしてする必要のある仕事なのかな?と感じていたのが2つめの理由。

1人目育休復帰時は、ただのチーム員でいわゆるマミートラックに入り込んだような雑務ばかりしていた私。

私である必要がない仕事を、母親は私しかいないのに、親業を捨ててやっているような気がしていました。

そこまでして、病気の子を預けてまで、する必要がある仕事ではないのに…


そう感じ、病児保育を使おうという気持ちが起きませんでした。

また、私ですらそう思っているのだから、周りも「病児保育に預けて「まで」」と思うかもしれませんね。


万が一のことがあったら…と思うとそばに居たかった

子供って体調が急変しやすいから、もし万が一のことがあったとき、自分がそばにいてあげられなかったら嫌だなという思いがありました。

親のカン?みたいなのあるじゃないですか。

いつもの様子を知らない方にいつ急変するかわからない子供を預けるというのは、結構不安だったんですね。

今思うと、素人の私がそばにいるよりも看護士さんがいた方が安心なんですけどね。

だから、病児保育に預けるより、自分で見たいと言う気持ちがありました。


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病児保育否定派だった私が考えを変えた5つの理由

病児保育否定派だった私を変えた事実たち

1人目育休復帰〜2人目の産休に入るまでは「かわいそう」と思い、病児保育を使わないどころか病児保育の登録さえしていませんでした。

今でも病児保育は滅多に使いません。

ただ、「絶対使わない」という気持ちはありませんし、実際に2回使用しました。

まだ病児保育に抵抗のあるあなたに、なぜ私の気持ちが変わったのかを伝えていきます。


出席停止期間が想像以上に長いから

保育園をお休みする理由として、熱があり具合が悪い期間はもちろんですが、感染症による出席停止期間も挙げられます。

この出席停止期間が、実は意外と長いんです。

例えばインフルエンザの場合、「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては3日)を経過するまで」とされています。
発症日を0日として、発症後6日目からしか登園できません。

インフルエンザの場合の出席停止期間のプリント


この後半あたりは、熱も下がって数日経っていて実はかなり元気だったりします。



ここまでくると、逆に「次病気になった時に、「もう年休ないのに!」とかイラっとしちゃいそう」という気持ちが出てきてしまいました。

「この子のせいで仕事できない」って思いたくないのに、次の機会には思ってしまいそう。

それなら、年休の温存のための病児保育はありかな、と思えるようになりました。


保育園児の年齢別平均年間お休み日数が想像以上だった

0歳児クラスや1歳児クラスの子供達の年間平均お休み日数、ご存知ですか?
研究結果があるのですが、私の想像よりかなり多かったです。

このグラフを御覧ください。

保育園児の年齢クラス別平均年間お休み日数の研究結果


文字が小さくて見づらいので抜粋しますね。
お休み日数
・0歳児:19.3日
・1歳児:12.8日
・2歳児:8.9日
・3歳児:7日
・4歳児:6.5日
・5歳児:5.4日


0歳児クラスの平均は約20日。
平均なのでもちろん20日より多い子もたくさんいるでしょう。

私の1年間に付与される年休は20日。
子供の急な病気以外にも休まないといけないこともあるため、私1人分ではどう考えても足りません。

繰り越した分や夫の分があれば足した年休で足りるでしょう。

でも、毎年付与日数<欠席日数だといずれ足りなくなるし、私の場合夫が休みづらい。
だからきっと足りなくなります。

そのため、例えば「元気になったけどまだ出席停止期間中」というような
「しんどいのに可哀想な状況でない」
「万が一のことが起こりづらい状況でない」
時は、使ってみてもいいんじゃないかな?と思うようになりました。


欠勤が続いて退職する人もいるから

子供の看病のための欠勤が続いた結果、退職勧告をされて事実上のクビになった方も世の中にはいます(ブログ始めてから何人か見ました…)。

クビにするのは会社側に問題があるとは思います。

でも、会社も慈善事業ではなく営利組織なので、欠勤が続くとやはり立場が危うくなるのは想像に難くありません。

欠勤が続きやりづらくなって職を失い、仕事を続けていれば子供に将来使えるはずだったお金を失う方が、たった1日病児保育に預けるよりずっとずっと子供が可哀想。

そう思うと、病児保育に預けてもみてもいいかな?と感じるようになりました。

「いつもと違う場所」が楽しい子もいると知った

「病児保育は可哀想」、そう思われがちですが、「病児保育は特別感があって楽しい」という子もいるようです。

私が見かけたご意見をいくつか挙げますね。

娘は病児保育大好きです。 好きな遊びをして、テレビやDVDも見放題。グズればずっとあやしてくれるし、家でも園でもこんなに手厚く自由に相手してもらうことなんてありません。
子供は、ずっと先生が相手してくれるし、玩具はあるしで気に入ってます。 逆に元気になり保育園に変えるときに嫌がり困るくらい…(^_^;)
よく「こんな小さい子を保育園に預けるなんて可哀想」という方を見かけます。
でも、我々ワーママは「保育園ではこんなこともしてもらってこんな良いこともあるよ」と本人は可哀想じゃないんだよって自身や周りを説得してきています。

それと似ていますよね。

小さい子って、なぜか熱があっても遊びたがっておうちの中じゃ物足りなそうにすることもあります。
病児保育、新しいおもちゃに出会えて新鮮だし、好きなように過ごせてラッキー♪

こう思っているなら、実は本人自身は全然可哀想と思っていないかもしれませんね。


病気の多い0〜1歳児を乗り切れば、キャリアも見えてくる

0歳児で平均19日あった年間おやすみ日数も、5歳児では平均5日まで減ります。

今、病児保育でもなんでも良いから、ちょっと親子で踏ん張れば、ワーママとしてのハードルを一つ超えてキャリアも見えてくると感じています。

「0〜1歳児の時はすぐ体調崩して、普通の保育園より病児保育に行った方が多かったかも」

そう言っていた先輩も、年長さんだった昨年の1年間でお子さんの体調不良で休んだのはインフルエンザの時くらいでした。

そして、かなり成果を上げているため、おそらく来年には管理職に上がるのではないかな?と感じています。

仮に辞めてしまった時「あなたのせいでキャリアを諦めないといけなかった」なんて子供に思うくらいなら、最初の1〜2年、病児保育で乗り切った方が子供が可哀想じゃないですよ。


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最後に。「病児保育=かわいそう」ではなく「未来への投資」だと思う。

いまだに高熱が出たから、即病児保育利用というほどには、病児保育を頼れていません。
でも、病児保育=かわいそうという気持ちはだいぶ減りました。
「病気の子を預けてまでするような大した仕事じゃない」

そう思っていたけれど、病児保育を使うのは、
子供がよりしんどい状況の時に、ちゃんと看病できるように
自身の信頼性をあげて、職場でやりやすい環境を作れるように
仕事を辞めないことで子供の望むものを与えられるように
自分の人生を子供のせいにしないように
と言う未来への投資なんです。

もしどうしようか迷っていて、無理して休んだり保育園に預けたるしようとしているならば、思い切って病児保育に預けてみてください。

大丈夫。
子育ては1人じゃなくて皆で、社会でするもの。

その協同者が、今回は病児保育の先生なだけなのだから。

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