病児保育を使ってみた経験談!感じたメリットデメリットを率直に書きます

病児保育を使ってみた経験談!感じたメリットデメリットを率直に書きます



病児保育を使ってみた経験談!感じたメリットデメリットを率直に書きます
病児保育、使ってみたいけど怖いなぁ…

病児保育はあまり使いたくない派ですが、今まで数回使ったことがあります。 そこで感じたメリットデメリットも含め、使ってみた体験談を書いていきますね!

◆病児保育を使うのに抵抗があるなぁ
◆病児保育って実際どんな感じなんだろう?
↑これ、私が実際に思っていたことです。

病児保育に預けるのがかわいそうで嫌だなぁと思って登録すらしていなかった私。

以下の記事で書いたように、ワーママや保育園児にまつわる5つの真実から考えは変えて登録はしたものの、やはり抵抗はありました。


使うようになった今でも、葛藤はあります。

同じような方も多いのでは?と思い、この記事では病児保育を使ってみた経験談、実際に使って感じたメリットデメリットを率直に書いていきます。

どんな時に使ったか・自分なりの使う基準なども書いていますので、参考になれば幸いです。

病児保育の体験談
・手厚い保育とプロに任せられる安心感がある
・予約が取りづらい、保育時間が短いから使いにくさはある
・登録制のところが多いので、登録だけはしておいてほしい





病児保育を使ってみたタイミング

私が病児保育を使ったのは計3年弱のワーママ生活で2回です。
病児保育を使ったタイミング
(1)長男と次男のRSウイルス
(2)長女のインフルエンザ出席停止期間

1回目は、長男が3歳1ヶ月、次男が0歳11ヶ月の時。
RSウイルスで何日間か休んで回復期にあたるときに兄弟で利用しました。

2回目は、長女が1歳7ヶ月の時。
インフルエンザA型に罹患し、既に熱は下がっているものの出席停止のタイミングで利用しました。

今回は、2回目の体験談を詳細にお伝えしていきます。


病児保育経験談。1歳長女のインフルエンザ出席停止中に利用

病児保育経験談。1歳長女のインフルエンザ出席停止中に利用

2019年2月上旬に実際に病児保育を利用した体験談です。

病児保育利用までの経緯

次男に続き長女がインフルエンザに罹患したことで、2人合わせて最短でも4日(月)〜12日(火)まで出席停止が確定。

インフルエンザは、熱が下がるのが遅いと出席停止期間も長くなります。

もし長女の熱が長引いた場合、2週間丸々おやすみとなります…

病児保育を使った経緯
病児保育を使った時の概要

1週目は夫がたまたま忙しくない週だったため2日休んでくれましたが、2週目は私が休むほかなかったので病児保育に頼ることにしました。

長女が発熱した7日(木)の時点で、インフルエンザ出席停止の規定より最短でも12日(火)まで出席停止が確定。

7日(木)に小児科受診する際に、病児保育利用に必要な書類を書いてもらい、12日(火)〜14日(木)まで予約。

実際は熱が早く下がり最短で終えたため、12日(火)のみ利用しました。

※私が利用している病児保育は、キャンセル無料のため使いそうならとりあえずの予約を園から推奨されています。

病児保育利用当日の子供の詳細

まず、子供について。
結論から言うと、最初は泣いたものの楽しく過ごしてくれたみたいです。

既に熱は下がっていて出席停止期間なので、連れて行く前の様子はとっても元気です。

病児保育を使った朝の様子
病児保育を使った朝の様子

病児保育の利用はその日が初めて。
諸連絡の後私が去ろうとすると、当然号泣でした。

最初はかなり泣いたようですが、迎えに行った時は、超ご機嫌に遊んでいました。
いつもとは違うおもちゃたちに夢中だったようです。

連絡帳にも、アンパンマンのおもちゃや電車で遊んだことが書かれていました。

病児保育室でアンパンマンおもちゃで遊んだよう
大好きなアンパンマンと電車で遊んだみたい


利用当日の私の勤務実態

勤務実績でいうと、会社には遅刻したうえ定時退社でした。

いつもの保育園と病児保育の開所時間、そして定時の勤務時間を記します。
保育園開所時間
いつもの保育園開所時間:7:15〜18:15
病児保育開所時間:8:30〜17:30
定時の勤務時間:8:30〜17:00

病児保育はいつもの保育園より開所が遅く、さらにいつもの園より遠いため、どう頑張っても会社には遅刻
閉所はいつもより早いため、会社を定時に出ないと間に合いません

フレックス職場なので厳密には遅刻ではないですが、この日の勤務時間は定時よりマイナス30分。
別日に残業してプラスの時間を稼ぐ必要があります。


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病児保育を使ってみてわかったメリット

病児保育を使ってみてわかったメリット

よく言われるのは、穴を開けないことにより職場にお荷物扱いされない・信頼が上がるなどと思います。
もちろんそれも感じましたが、他にも感じたメリットがあったので書いていきますね。

ものすごく手厚かった

子供に対する先生の数がいつもより多く、連絡帳もいつもより細かく、手厚いと感じました。

当時は0歳児クラスだったので、通常保育なら子供3人に対して先生が1人。

一方、病児保育では1対1で独占状態でした。

連絡帳もいつもと異なり時系列で遊んだ内容・食べた内容・睡眠時間など事細かく書いてくださっていました。
病児保育の連絡票はいつもより細かかった
病児保育の連絡帳がわりの書類


いつもの保育園も園での様子をたくさん書いてくれていますが、それ以上に細かくたくさん書いてくれていて嬉しかったです。


「そこまでして」やっているから、仕事が捗った

「病児保育に預けてまで…」「子供を朝から泣かせてまで…」という思いで仕事をしているので、いつも以上に仕事が捗りました。

上でも書きましたが勤務時間がどうしても足りなくなるので、周りにも病児保育利用については伝えていました。

そのため周りも遠慮するのか(?)些細なことでは話しかけてきません(いつもはデスクワーク中によく質問され業務が止まる…)。

また自身も「そこまでしてるからには」という思いでいつも以上に集中して仕事をしました。

プロに見てもらえるので安心だった

また、看護師さん保育士さんというプロに任せている安心感もありました。

うちは実家義実家とも遠方なので祖父母に見てもらうことはありませんが、祖父母や夫に見てもらうのって正直不安がありません?

いつもの様子をあまり知らないうえに、知識も自分より少ないからね

病児保育の先生方は、いつもの様子はあまり知らないものの、私たちよりもはるかに知識を持っています。
また、異変の際にはすぐに連絡または受診いただけることになっていました。

知識を持っている人・すぐ対応できる人がずっとそばにいてくれるという安心感は大きかったですね。

年休が節約できて次に備えられる

私が病児保育を使った2回はいずれも既に熱もなくほぼ回復していた時。
そのため、「子供の具合がより悪い時」「絶対休まないといけない時」のために年休をとっておけました

病児保育も子供の具合が悪いからといっていつでも使えるわけではありません。

後述の「予約が取れない」以外にも、例えば私が利用しているところでいうと以下のような制約があります。

朝起床後の体温が38.5℃以下
インフルエンザは発症日を0日目とし、3日目から利用可能

このような、病児保育でも対応できない場合や、できれば一緒にいてあげたい時などに年休が足りない!となると大変ですよね。
そして年休に余裕がないと、子供の体調が悪い時に、言い方は悪いですが子供を邪魔者扱いするような言葉も聞きます。

掲示板とかSNSとかで「もう休みないのに体調崩しやがって!」とか愚痴ってるの見かけるんです…


だから、働く親の精神のためにも、病児保育を使える時に使うことで年休を節約できるのは、次に備えるという意味でも良いと思いました。


病児保育を使って感じたデメリット

病児保育を使って感じたデメリット

ここまでメリットばかり書いてきましたが、デメリットも感じました。

予約が取りづらい

病児保育の最大のデメリットとして、そもそも予約が取りづらく使えないことが多い点があります。

私が使った病児保育は、長男次男で利用した時で定員たった3名、長女で利用した時で定員6名。
そのため、「明日の予約」なんてまず無理でほぼ確実にキャンセル待ち。

今回は出席停止期間の利用で、実際に使う日のかなり前に電話したため、予約・利用できましたが…

  行ける範囲の病児保育を複数登録しておく
  キャンセル前提でお迎えコールの時点で予約をしておく(キャンセルを厭わない病児保育の場合)

などが必要だと感じています。

早退や遅刻が必要になる場合も

今回の私の場合も、遅刻が必須でした。

私が預けたところは、いつも通っているのとは違う認可保育園に併設された病児保育でした。
認可保育園自体は7時代から開所していましたが、病児保育は8:30から。

他に登録している病児保育では、小児科併設で当日朝の診察が必須のところもあり、やはり朝早くからというのは難しいです。

いつもより遠い場所なのに、いつもより預けられる時間が短い。

そのため、早退や遅刻が必須になることも多く、病児保育を使うとはいえ勤務の調整が必要になってきます。

いつもと準備が違うから大変

いつもの園と違うので当然準備も異なり、荷物の確認が必須です。

もちろん病児保育により荷物は異なり、病児保育室により指定がありました。
持ち物の例
昼食やおやつ
布団
おもちゃ

いつも園の給食に頼りっきりなので、弁当持参は地味に大変…


他の病気をもらう可能性も否めない

病児保育室によるとは思いますが、他の病気をもらう可能性もないとは言えません。

私が利用した病児保育室では、2室あるので1室に違う感染症の子を入れるということはしないそうです。
でも、一緒の部屋で過ごすところもあるだろうし、例え違う部屋だとしても完全隔離という訳でもないですよね。

2回利用して他の病気がうつったことはないですが、可能性としては否定できないと思います。

罪悪感はある

以前は「病児保育に預けるなんてかわいそう」と思い登録すらしていなかった私が、罪悪感を覚えないわけがなかったです。

出席停止期間で熱は下がって元気だとは言え、言うて病み上がりの子を慣れないところに居させていいのか。
そこまでしてやるべき仕事なのか。
母親は私しか居ないのに。

利用にはそんな心理的課題があるのが現実でした。

なお、「病児保育に預けるなんてかわいそう」と言う気持ちを乗り越えて病児保育を使うようになった経緯については、以下の記事に詳細を書いています。




私が病児保育を使う基準

私が病児保育を使う基準

上で挙げた記事にも書いていますが、病児保育を使う罪悪感はまだまだあります。
そこで自分なりの基準を設けて使っています。
病児保育を使う基準
①出席停止期間かつ既に元気な場合
②1週間以上休む場合
③お休みのペースを考えると年休が足りない場合

病児保育を使うのは、

  子供がよりしんどい状況の時に、ちゃんと看病できるように
  自身の信頼性をあげて、職場でやりやすい環境を作れるように
  仕事を辞めないことで子供の望むものを与えられるように
  自分の人生を子供のせいにしないように

と言う未来への投資です。

他の記事でも出していますが、子供の年間お休み日数は0歳児ではなんと平均20日ほどあります。
が、年が上がるにつれ減っていきます。

保育園児の年齢クラス別平均年間お休み日数の研究結果
年齢別保育園お休み日数平均


だから、一番大変な「今」を病児保育を使って乗り越えるという気持ちで使っていますね。
どちらかというと、「病児保育」というよりも「病後児保育」として使っている感じですが(^^;

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最後に。病児保育は悪いところではない。登録だけでもしてみて!

病児保育を使ってみた体験談や使って感じたメリットデメリットを書いてきました。
メリット
手厚い
仕事が捗る
プロに見てもらえて安心
年休の節約
デメリット
予約が取れない
早退や遅刻が必要な場合も
準備が大変
他の病気をもらう可能性はある
罪悪感

もちろん
  受け入れ時間/距離といった物理的課題
  私が抱いた葛藤のような心理的課題
があるのも事実です。

だけど、過去の私のように毛嫌いする必要もないし決して悪いところではありません。
お休みが多い「今」を病児保育を使って乗り越えることで、働き続けることが可能となり、次のキャリアも見えてきますし将来子供に使えるお金だって増えます。

本当は「休める」「休んでもまわる」会社・社会の仕組みが早くできれば良いのですが、まだまだ難しいのが現実。

病児保育を使わないといけないのは、あなたのせいではなく、その仕組みがないせいです。

病児保育の利用に嫌悪感を抱いたりしないで。

登録がないと使えないところが多いので、まずは登録だけでもしてみてくださいね!


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