「幸せはあなたの心が決める」感想|仕事や人間関係で理不尽を感じたら読みたい一冊

「幸せはあなたの心が決める」感想|仕事や人間関係で理不尽を感じたら読みたい一冊



「幸せはあなたの心が決める」感想|仕事や人間関係で理不尽を感じたら読みたい一冊

今日はなんか理不尽なことばかり起こってるなぁ…もう嫌だ…(;;)

そんなあなたにオススメなのが「幸せはあなたの心が決める」だよ!!

子育てや仕事、人間関係…
生きていると理不尽なこと、思い通りにならないことがたくさんあります。

特にワーキングマザーをしていると、上司の理不尽な言い様に悩まされることや、思うようにいかず苦しむことも多いのではないでしょうか(数年前の私です。)

このようなことに気が滅入りそうなときに読んでほしいのが「幸せはあなたの心が決める」という本です。

私はこの「幸せはあなたの心が決める」を読んで、一見辛い境遇にあっても、どう心を持っていくか・切り替えるかで幸せにつなげていけると学びました。

  上司の理不尽さに不満がある
  嫌なことがあり落ち込んでいる
  最近怒ってばかりだなぁ…と思っている
  人間関係に悩みがち…

どれか一つでも当てはまるなら、是非読んでいただきたいと思ったので、紹介させてください。
「幸せはあなたの心が決める」で得られること
・理不尽な相手・ことに対し自分が疲弊しないための考え方
・真の優しさ・寛容とは何か
・挫折しそうなときの心の切り替え方・持ち方





「幸せはあなたの心が決める」を読んだ経緯

「幸せはあなたの心が決める」は、ベストセラー「置かれた場所で咲きなさい」の続編にあたる本。

前作では、「しっかり自分と向き合いながら有限のトキを生きていく」ためのヒントを教えていただきました。

詳細は以下の記事で書いていますので、ここでは省きます。


前作には勇気がもらえ、心が洗われ、自分自身を見つめ直すきっかけになりました。

そこで今回、その続編に当たる「幸せはあなたの心が決める」を読んでみることにしました



「幸せはあなたの心が決める」の内容・目次(ネタバレ無し)

「幸せはあなたの心が決める」の目次は以下のようになっています。

第1章 人は不完全なもの
●人は不完全なもの
●人を許せば自分も救われる
●人と人とのあいだを美しくみよう
●意地悪く批判しない
●真の愛にはきびしさがある
●聞きたくない意見にたいせつなヒントがある
●依頼心を捨てた時に力が生まれる
●幸・不幸は自分に由る
●社会に歩みだすあなたへ
第2章 求めたものが与えられなくても
●挫折のすすめ
●失ったものではなく得たものに目を向けて生きよう
●「あなたは何さまなの?」
●人間には問題をどうとらえるかを選ぶ自由がある
●不条理を受け入れる
●人生は思い通りにならないのが当たり前
第3章 自分を見捨てない
●相手をより自由にするのが本当の愛
●受け入れがたい自分を受け入れる
●劣等感のかたまり
●自分の花を咲かせなさい
●愛する力を育てるために
第4章 輝いて生きる秘訣
●大学とは何をするところ?
●雑用に祈りを込めて
●自分を美しくきたえる
●「美しさ」を保つ秘訣
第5章 愛ある人になる
●「させていただく」
●お金で買えないもの
●人間関係の秘訣
●あなたの近くにも「カルカッタ」はある
●我以外、皆師なり

このうち赤字にした部分について、ネタバレ有りで次の見出しから内容と感想を書いていきます。

「置かれた場所で咲きなさい」のときもでしたが、目次を見るだけでもすっと心が洗われます。
ちなみに約1年前にも図書館で借りたのですが、ものすごい頻度で借りられていて、超人気の本でしたよ〜

「幸せはあなたの心が決める」ものすごい頻度で借りられています
メッチャ借りられている!

「幸せはあなたの心が決める」の感想・心に響いた名言

ここからは、「幸せはあなたの心が決める」で心に響いた名言をあげながら、私の感想を書いていきます。

人を許せば、自分も救われる

自分の心をいっとき乱されて口惜しいのに、それを深追いして、これ以上、自分のかけがえのない一生の時間を無駄にしたくない

著者は「「許さない」というこだわりに縛られている限り、許していない相手の支配下にある」と考えています。

理不尽な相手の支配下に自分を置いておくのではなく、「許し」て距離を置くのが良いという思想です。

これ、是非取り入れていきたいと思いました。

今までの私を振り返ると、

  自分を正当化するため、嫌な人がいるとその人のアラ探しする
  心を乱されて嫌な思いをする
  深追いして時間を無駄にする

もう完全に相手の支配下になっていました。

嫌な人に心も時間も奪われるとかもう最悪ですよね。
これからは、理不尽な人に対しては「相手の問題だ」と割り切って、限りある自分の時間を大切にしていきたいです


真の愛にはきびしさがある

相手を思えばこそかけられる、きびしい言葉がある。寛容とは「大目に見てやる」ことや「甘やかす」こととは違う

本文では、シスターが言い訳を言う学生をバッサリ切り捨てた例が挙げられています。
社会では甘えが通用しない厳しさがあることを、学生の間に知っておいてほしいからこそのことだったそう。

子育てや部下を育てるときも同じだと感じました。

「大目に見る」「甘やかす」はその場限りの優しさで、未来には結びつきません。
ときに厳しくすることで相手が気づきを得れば、それは未来に結びつき、相手にずっと残るものとなります。

真に相手のことを考えるからこそ「きびしさ」も出てくるんですね。

ただ、これは上の理不尽な人には「相手の問題だ」と割り切るのとは逆パターン。
つまり、相手が「厳しくされた、理不尽だ」と思ってしまったら、真の愛は伝わりません。

本書に書かれたことではありませんが「きびしくするときには、相応の理由も必要」だとも感じました。
そして相応の理由があるときには、厳しく接し、真の愛で育てていきたいものです。

子育てはもちろん、4月から昇格したので仕事でも意識していきたいです


失ったものではなく得たものに目を向けて生きよう

挫折を経験することは人生にとっては非常にたいせつなことであって、その時にはそれなりに、しっかり苦しんだら良い。
ただ、それにうちのめされることなく、それだけが自分を生かす唯一の道ではないのかもしれないと考えるゆとりが欲しいものです
所詮、人間が見通せることには限りがあって、長い目で見ると、案外、ものごとは異なる評価を持つものですから

著者自身が挫折の多い人生だと思っているそうで、振り返ると挫折してよかったと思っているそうです。

私の過去最大の挫折は、東大受験に失敗したこと。
詳細は「大学受験に落ちた子供に親がかける言葉。東大不合格で阪大進学の子の気持ち。」で書いています。


この挫折を通じてブロガーとしてはメッチャ使える「東大出身」という肩書きは得られなかったし、受験に費やした時間も無駄に思えたし、失ったものはたくさんあったのは事実です。

でも、得たものもありました。
「あの怒涛の日々を乗り越えた」経験:自分なら頑張れると考える糧に
「東大京大卒の方ばかりの会社に就職できた」こと:回り道をしても努力次第で同じところに行き着けると、自分を励ます糧に

前作「置かれた場所で咲きなさい」でつづられた、「環境や境遇は選ぶことができなくても生き方を選ぶことはできる」こと。

もっと得たものに目を向けるように生きれば、人生が豊かになるように感じました。

この言葉は表紙の折り返し部分にもありました


あなたは何さまなの

「かくかく、しかじかあるべきだ」という思い込みをたくさん持てば持つだけ、不自由になります。
(中略)
思い込みというのは、その実現において他人に依存する部分が多いから

著者はこの章で「〜べき」ではなく

  「〜に、こしたことはない」
  「〜されたら、もうけもの」
  「〜たら、ありがたい」

くらいに考えるのが良いとしています。

はっと気付かされました。

確かに、「〜すべき」は私、よく思ってしまいます。
自分の固定概念に縛られ、思い通りにならないからと怒り、疲弊する…
お決まりのパターンです。

たしかに、「〜べき」って思ったとして、思い通りになるかならないかは他人に依存してしまいますよね。

「〜してくれたら、ありがたい」

そう思えるようになりたいな、そう思えたら、きっと優しい気持ちに慣れるだろうな、と心に響くことばでした。

ビジネスではよく「〜していただければ幸いです」とか表面的には言っているけど…
仕事でも家庭でも相手にも事情があることを思い出し、真の意味で「〜してくれたらありがたい」と自然に思えるようにありたいものです


人間関係の秘訣

真の優しさとは、共感すること。自分を抑えて相手の話を聞き、ただ傍にいてあげること。

ここでは「の」の字の哲学ということが語られています。

たとえば、「疲れた」と言われたら、「私も」「私は」と自己主張する前に「疲れた「の」」とおうむ返しをして共感してあげるのが良いとのこと。

育児でもよくおうむ返ししてあげると良いと言われますね。

これ、以前受けた加藤翔太さんのセミナーの有料部分でも「共感による傾聴」として、紹介されていました。

セミナーでは、共感を繰り返しすることで相手の真の不安や不満を引き出し、その後に自身の意見を言うことで認めてもらう手法が語られていました。

本書ではそこまで語られていませんが、私も「ただ傍にいて聞いてほしい」「不安や不満を打ち明けたい」と思ったことは何回もあります。

「の」の字の哲学、意識してコミュニケーションをしていきたいものですね。
そうすると、加藤翔太さんのセミナーで学んだように、相手の真の不安や不満を引き出して、相互理解も進むでしょうから。


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最後に。「幸せはあなたの心が決める」も名言があふれて心温まる良著でした。

「幸せはあなたの心が決める」は、一見辛い境遇にあっても、

  どう心を持っていくか
  どう心を切り替えるか

で幸せにつなげていけることを学べる一冊です。

理不尽なこと、辛いこと、たくさんある人生。

心の持ち方を意識して、限りあるトキを大切に歩んでいきたいものですね。





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