3回目育休の復職面談。内容、質問のポイントを押さえて復帰後をグッと楽に

3回目育休の復職面談。内容、質問のポイントを押さえて復帰後をグッと楽に


3回目育休の復職面談。内容、質問のポイントを押さえて復帰後をグッと楽に

くーやんです。4月からの3回目育休復帰のため、上司と復職面談してきました。復帰後はワンオペが確定している私ですが、実は復職面談で話す内容によってはぐっと復職後が楽になるんですよ。

4月まで残り1ヶ月を切り、いよいよ育休復帰が近づいてきた方も多いのでは?
本ブログでも育休復帰に関連し、以前「認可保育園内定後の面談」「保育所内定取り消し」について、話題にしました。


上の記事では、「保育園との面談」について書いていますが、育休復帰前は「会社側との面談」をすることも多いですよね。

そこで気になるのが、こんなこと。

え、どんな内容話せば復職後楽できるの??
そして綺麗な服着て行けるほど体型が戻っていない…笑

今回はもう3回目なので、大体どのようなことをお話しするか把握していましたが、1回目のときはどうしよ〜という感じでした。

過去2回の育休復帰と今回合わせ3回の復職面談をして感じたのは「復職面談内容によって、育休復帰後がグッと楽になる」と言うこと。

そこでこの記事では、育休の復職面談に行ったときの、質問事項や話した内容、服装などを、お話しいたします。
なお、今回子連れで行ったので、子連れで行く際の注意点は別途まとめますね。




育休からの復職面談の設定

面談の申し出

勤め先は理系の会社で男社会。
女性が圧倒的に少ない割には育休取得者は全国の事業所合計で年間60名以上いるものの、全体での面談というものはありません。

こちらから申し出ないと面談もないですが、スムーズな復帰のため、育休3回とも復帰前にこちらから面談を申し出ました。
今回は保育園内定の報告とともに面談を申し出、メールで日程調整を行いました。

面談の時間

子連れで行ったため、面談時刻の設定にはかなり配慮しました。
詳しくは、以下の記事をご覧ください。



服装

流石にジーンズは微妙かな…と思い、ビジネスカジュアル風で行きました。
私の場合、そもそも研究所なので皆出勤は超カジュアルかつ勤務中は作業服。
それほど気にしませんでした。

手土産

面談前後で居室に顔を出し、人数分の手土産を渡しました。
手土産は、資生堂パーラーのガナッシュにしました。
見た目は華やかだし、美味しいですよ^^


復職面談の内容、質問事項、ポイント

復職面談の内容、質問事項、ポイント

まずはざっと箇条書きにします。

上司からの質問・話の内容
・復職日、勤務時間の確認
・利用制度(慣らし保育休暇、育児時間、育児短時間勤務など)
・保育園送迎及び通勤方法
・協力体制について
・復帰後の業務内容(出張、復帰1年で求めること)
・不安なことはないか

私からの質問や話の内容
・家族計画
・初日の出社直後の動きの確認
・復帰までにしておいて欲しいことがないか

以下で詳細をお話します。

復職日、勤務時間の確認

復職日や勤務時間について、上司の認識に間違いがないか確認を行いました。
上司は申請書類に押印しているだけなので、万一差異があったら困るためです。

下で書きますが、慣らし保育休暇、育児時間を取得予定でややこしいため、以下の3つの確認をしています。

・書類上の育休終了日
・実質の初回出社日及び勤務時間
・1歳未満での勤務時間及び1歳到達後の勤務時間

利用制度の確認

私はあらかじめ慣らし保育休暇(2週間)育児時間(1歳前日まで)を取得予定であることを伝えていたため、その確認を行いました。 また、育児短時間勤務制度の利用意思の有無を伝えました。

時短っていつまでやっけ??
育児時間は誕生日前日までなので、そこまで時短は確定です。
巷で言う育児短時間勤務制度は、復帰後の様子次第ですが、9割とらないですね〜
まぁ復帰してみて取ろうって思ったら言ってね

なお、育児時間制度についての詳細は、以下の記事をご覧ください。


保育園送迎及び通勤について

保育園の送迎について、帰りは99%私であることを伝えました。
同時に、何時までに出ないと間に合わないかも伝えています。
制限時間を言っておかないと、帰りに引き止められがちだからです。

実はこれも10分ほど早く言っています。 1回目の復帰後は、タイムリミットを上司が明確に把握しておらず帰りに引き止められまくり、本当に大変だったんです(汗)

協力体制、子供の病気時について

両実家も主人も頼りにならないこと、子供が病気の場合は何日も連続で休む可能性が高いことを伝えています。

私の場合、現状は、上司も職場の方々も共働きで小さいお子さんがいらっしゃる方が多数なので、理解がありました。
が、そうで無い場合、子供がいたらどれほど休むかのイメージが湧かないのが現実。

実際、1回目復帰の際の上司は理解に乏しかったため、どれくらい休むものなのか、一般論を提示しました。

ですが、それだけだと心象が非常に悪いのも事実。
「病児保育に登録しているけど、枠的にあぶれることも多い」や「シッターを調査中」など、 休まないよう努力はするけど難しいことを先に伝えました。

協力体制がないのは、どうしようもないけど、どうにかする姿勢だけはアピールしています。これも、心象を少しでも良くするためです。


復帰後の業務内容

復帰後の業務について、体制・内容や、復帰後数週間、半年、1年で何を求めるかということを伺いました。
これにより、何を重視して勤しめば評価につながるか、より貢献できるかという道しるべとなります。

他の方々と比較して、圧倒的に時間に制約があるのが事実。
互いの向かうベクトルを揃えることで、無駄なことに注力することを防ぎ、成果を最大限に発揮できます。

また、業務については、ブランクのため、入社年度の近い方と出来ることに差があります。

上司が「これくらいできるでしょ」と思っていることでも、他の方が普通にしていることでも、できないこと、忘れていることも多いです。
既に把握している出来ること・出来ないこと・不安なことがあるなら、伝えてしまった方が、育休明けの業務自体はスムーズです。

不安なことはないか

不安なことはない??
不安なことしかないです

こんな会話から始まり、不安に思っていることを語りました。

私は総合職なので、数年後には昇格しないといけない身。
一方で、育休を3回いただいており、自分の年次と経験にギャップがあることが不安であること、
子供が3人いるから、きっと風邪の移し合いなどでお休みして穴を開けそうで不安なこと、
だから責任を全う出来ないであろうから、場合によっては総合職から一般職へ転換も考えていると不安を吐露しました。

確かに最初の数年はそうかもしれないけど、20年とか30年とか今後働いていくなかでの数年間なんて、僅かなもの。
もう少し長い目で見てみても、良いんじゃないかな。
総合職から一般職なんて、勿体ないよ。やり方はいくらでもあるから、一緒に考えていきましょう。
上司〜(涙)

はい、帰り道で思い出して泣きました。

総合職の場合、年次が上がるとどんどん責任が増してきます。
自分がマミートラックに乗りたいか乗りたくないか、キャリアをどう考えているのか、さらに上司がどう考えているのかまでよく話しておく方が、可能な限りで互いの予期しないキャリアに向かわなくて良いでしょう。

家族計画

今回はごく軽くしか話しませんでしたが、1人目、2人目の復帰のときにはどう考えているかを話しました。

特に1人目復帰なら、あちらも正直2人目をどうするか気にしています。
ただ、家族計画について上司からは聞きづらいのが本音。
先制パンチで、今後の家族計画についてどう考えているか伝えつつ、あちらの反応を見ました。

医師から「持病の影響を考えると、30歳までに産むのが望ましい」と言われているんですが、2人目って会社的にはいつ頃にするのが望ましいですか??
会社のこととか気にせずに考えてくれていいよ。
僕が周りを見た感じでは、年の差ない方が、あとあと楽そうだから早い方がいいんじゃない??
そうですね(い、意外に早めを推された!!)

早めを推されたのは、意外でした。
このように、あちらの考えを聞いておくことで、2人目3人目が職場的にはどうなのかを知り、自身の家族計画を考える指標にもなります。

実際は何も考えずにできればいいんですけどね…

初日の出社直後の動きの確認

今回の復職面談の次に出社するのは、育休明け初日。
何時に出社し、どこに行くべきかの確認をおこないました。

復帰までにすべきこと

復帰までに何か勉強するとか、しておいたほうがいいことってありますか??
それは復帰してからでいいよ。
今は育休なんだから、子供との時間を大事にしてね
上司〜(涙)

上司が良い人過ぎて、泣きそうでしたw

これは、実はやる気アピールのために聞いたこと。
復帰後できることは限られている分、せめて精一杯頑張りたいという意志だけは伝えておきました。


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最後に。一番怖いのは、認識の差。出来ないことは「出来ない」と伝える。

ここまで、育休の復職面談に行き、復帰後をぐっと楽にするために話した内容、質問事項をお伝えしてきました。

協力体制にしろ業務内容にしろ家族計画にしろ、どれも情報を共有することで、認識の差異による誤解を防ぐことが目的。

ワーキングマザーなら、子供がいなかった頃と同じように働くなんてまず無理。
なのに実態を知らない上司に「こんなに休んだり仕事ができないとは思わなかった」なんて思われたら最悪です。

その前に、実態を知ってもらうのも大事。
もちろん上司の性格によって、どこまでどう言うべきかは異なってくるでしょう。
ですが、出来ることと出来ないことの線引きはきちんとしておいたほうが、復帰後の自分のためになるでしょう。

最後に、復職面談を終えた後の気持ちです。

また、今回の復職面談では使用していませんが、政府が出しているマニュアルも参考になるので、ご一読いただければ幸いです。

なお、今回子連れで行きましたので、子連れで行く際の注意点は別途記事にあげる予定です。
→(2018/3/13アップしました)


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