保活で点数上げるには、認可外保育園を使って早く復帰するしかないの…??
私(赤ちゃん)と一緒にいる時間減っちゃうね…
私(赤ちゃん)と一緒にいる時間減っちゃうね…
保活の点数稼ぎ=認可外とよく言われるけど、その思考、実は危険ですよ!!
よく言われる保活の点数稼ぎの1つが「認可外保育園に預けて復帰しておくこと」。
確かに、本ブログでも今までの記事で点数を稼ぐためにできることを紹介し、認可外施設を利用することにも言及しています。
(ちなみに点数稼ぎについて知りたい方は以下の記事か、本記事の「最後に」の前を御覧ください)
でも、ちょっと待ってください。
本当にそれで点数が稼げるか、確認しましたか??
本当に子供といる時間を削ってまで、利用する必要性はありますか??
実は「保活で点数を稼ぐ=認可外施設利用」はいつでも成立するわけではありません。
実際、私は認可外施設利用を検討して見学もしましたが、上のイコールが成り立たないと気づき、認可外施設は経由しませんでした。
保活について調べていると、あまりに点数稼ぎ=認可外施設を利用しよう!!という意見が多いので、ちょっと危険だなと思いました。
これ、本気で真に受けた人いたら最悪人生変わるよ?— くーやん@3児ワンオペ育児ワーママ&ブロガー (@que_yan16) 2018年5月31日
マジGoogle先生そんな記事一位にしやんといてや。
そこでこの記事ではまず「一般的なフルタイムの共働き家庭が第一子を保育園に入れる」として、本当に認可外施設を利用すると点数稼ぎになるのか、3つの自治体を例に挙げて紹介し、その後正しい保活戦略についてお話いたします。
保活関連記事
①必勝!保活の流れ・戦略
②妊娠前・妊娠中にできること
③役所で聞くこと
④保活のための引越しで気をつけること
⑤正しい戦略を立てる ←こんかいはここ
⑥認可外保育園見学について
⑦認可保育園見学質問リスト
⑧認可保育園の選び方
⑨入所申し込み面接、聞いたことと聞かれたこと
⑩認可保育園内定後の面談について
⑪認可保育園、入園取り消しの条件とは
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⑩認可保育園内定後の面談について
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点数稼ぎ=認可外は正しい?
・「点数稼ぎ」のために認可外施設に一旦預ける人は多い・保活の点数稼ぎに認可外保育園利用は有効(寧ろ必須)な自治体もある(目黒区など)
・認可外保育園利用の加点と育休明け加点が同じで、有利にならない自治体(江東区)や利用なしのほうが点数高い自治体(大津市)もある
・正しい保活戦略は、自治体によって異なるので、とにかく自分の自治体の情報確認を!!
政府統計から見る「保活で点数を稼ぐための認可外保育園」
冒頭でもお話したように、よく「保活で点数を稼ぐ=認可外施設利用」と言われています。政府統計を見ると、確かに一旦認可外保育園に預ける方はたくさんいますね。
出典:「保活」の実態に関する調査の結果をもとに作成
あれ??やっぱり点数を稼ぐためには認可外保育園必須??
私、早くから預けられちゃうのかな…
私、早くから預けられちゃうのかな…
必須な場合もあるけど、「絶対に」とは言えないよ。
それに、認可外保育園経由のため早くから預ける人が多いのが問題で、この条件は緩和傾向なんです。
それに、認可外保育園経由のため早くから預ける人が多いのが問題で、この条件は緩和傾向なんです。
ここからは、「一般的なフルタイムの共働き家庭が第一子を保育園に入れる」として、目黒区、江東区、そして滋賀県大津市の例を挙げ、「保活の点数稼ぎのための認可外保育園利用」について考えていきます。
①目黒区:保活点数稼ぎのための認可外保育園利用が有効
まず、目黒区では地域型保育事業や認可外施設、ベビーシッターを利用してすでに復帰している場合、加点が2点つきます。
児童が地域型保育事業を継続して1か月以上利用している(小学校就学前までの連携施設がある場合を除く):+2点
児童を認可外保育施設、または個人(三親等以内の親族を除く)等に週3日かつ1日4時間以上継続して1か月以上預け、その対価を支払っている:+2点
一方、「育休明け」という加点はありません。
「保活で役所で聞くべき5つのポイントを徹底解説!」でもお話したように、目黒区では加点2で42点となると内定の確率がはるかに上がります。
目黒区で加点2というのは、以下のパターンがあります。
目黒区で加点2となるパターン
・生活保護世帯
・児童または同居親族に障害がある
・地域型保育・認可外保育の利用
・別々の認可の園に在園している兄弟を同一の園にするために転園
・生活保護世帯
・児童または同居親族に障害がある
・地域型保育・認可外保育の利用
・別々の認可の園に在園している兄弟を同一の園にするために転園
夫婦共働きで生活保護世帯というのは考えにくく、0歳児で別々の認可保育園に在園している可能性は低いでしょう。
したがって「この加点2は地域型保育や認可外保育の利用」によるものだと推測でき、目黒区で内定するには寧ろ必須であると想定できます。
POINT
目黒区では、保活の点数稼ぎに認可外保育園利用は有効(寧ろ必須)
②江東区:認可外保育園利用しても点数が変わらない
江東区の平成30年度申し込みを例に考えてみましょう。
なお、0歳児クラスは当てはまりませんので注意してください。
認可外保育所などを利用してすでに復帰していた場合は、以下のとおりです。
14. 東京都認証保育所・認可外保育施設・家庭福祉員・全国保育サービス協会に登録している方に有料(月16日以上で1日4時間以上の月極)で預け、預け先の証明の提出がある場合:+2点
一方、「育児休業明け」で申し込む場合は、以下のとおりです。
12. 1歳児クラスに申し込みの方で、育児休業復職予定の方または育児休業を過去に1歳6ヶ月に達する日まで取得していた場合:+2点
いずれも加点が2になるため、1歳児クラスに預けようとしている場合、点数は変わらないのです。
江東区も平成30年度からこの制度になりましたし、同様の例は最近増えてきたように思います。
「点数を上げるためにせっかく早く復帰したのに、点数が同じだった」なんてことがないようにしたいですね。
POINT
江東区では、1歳児クラスの場合認可外保育園利用の加点と育休明け加点が同じで、有利にならない。同様の自治体は増えてきた。
③大津市:認可外保育園を利用すると不利になる
例えば滋賀県大津市です。
認可外保育所などを利用してすでに復帰していた場合は、以下のとおりです。
優先順位:一時預かり・認可外保育施設等を利用している場合
目黒区や江東区のように、加点はありません。あくまで、加点まで終えた点数が同じだった場合の優先順位としてのみ活用されます。
一方、育休明けで申し込む場合、以下のとおりです。
休業終了により職場復帰する場合:+1
育休明けの場合、1点加点が付きます。
したがって、一般的に言われている「保活の点数を稼ぐ=認可外施設利用」ではなく、寧ろ認可外保育園の利用はせず、産休育休明けで申し込んだ方が有利となるのです。
点数アップできると思い込み認可外施設を利用してしまうと、子供と一緒にいる時間が少なくなるだけでなく、なんと保活でも不利になってしまうのです。
これが私が「保活の点数稼ぎ=認可外施設利用」と軽々しく断言してほしくないゆえんです。
これが私が「保活の点数稼ぎ=認可外施設利用」と軽々しく断言してほしくないゆえんです。
POINT
大津市では、育休明け加点のほうが大きく、点数稼ぎの認可外保育園利用は不利
正しい保活戦略は、自治体によって異なる。
例としてあげると、概ね以下の点に注意すればいいですが、詳細はとにかく自治体に聞いて、誤った認識がないかを確認する必要があります。
保活戦略で注意すべき点
・妊娠中の働き方に注意
→就労時間、居宅外or内、就労期間など。育休前と同じ就労条件を求められる場合がある(※江東区など)
・祖父母の扱い
→同じ区内、学区内なら減点、介護や就労の場合減点なしなど。
・認可外施設利用時の点数
・優先順位の付け方(待機期間、住民税、在住期間など)
・妊娠中の働き方に注意
→就労時間、居宅外or内、就労期間など。育休前と同じ就労条件を求められる場合がある(※江東区など)
・祖父母の扱い
→同じ区内、学区内なら減点、介護や就労の場合減点なしなど。
・認可外施設利用時の点数
・優先順位の付け方(待機期間、住民税、在住期間など)
たとえば「認可外保育園を利用して点数を稼ぐ」ということにしても、上で見たように3つの自治体で扱いが異なりました。
目黒区のように有利に働く場合でも「何ヶ月以上なら何点」と言った細かいところは自治体によります。
だから、まず「自分の自治体について知る」ことが正しい保活戦略の第一歩と言えます。
可能なら、定例会見記事に目を通したり、市議会員の講演会などを通じ、市の動向を確認するのも、点数算出方法の変更をあらかじめ予測できるため有効です。
なお優先順位として見られる住民税については、医療費控除で減らすことができます。(「ふるさと納税」や「住宅ローン減税」で減らすことはできません)
「平成30年入園申し込み」なら「平成29年の住民税」をもとに算出されることが多いので、1歳児クラス申込みの場合、医療費控除も意外と鍵となってきます。
POINT
・正しい保活戦略は自治体によって異なる。
・妊娠中の働き方、祖父母、認可外施設利用、優先順位の付け方に注目
・減税しておくのも手
・妊娠中の働き方、祖父母、認可外施設利用、優先順位の付け方に注目
・減税しておくのも手
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最後に。保活の点数稼ぎ=認可外は成り立たない。自分の自治体の情報をちゃんと見て!
点数の出し方は、面倒なことに自治体により大きく異なります。つまり、どういう保活戦略がベストなのかも、自治体によって大きく異なるのです。
世間一般で「保活の点数稼ぎ=認可外保育園を利用して早めに復帰」とされていて、実際にそういう自治体が多いのも事実です。
でも、それが本当に自分に当てはまるのか、しっかり確認してみてください。
確認せずに早めに復帰して、子供と一緒にいれるはずの時間を過ごせなくなったり、逆に不利になったら、人生に大きな爪痕を残します。
どうかしっかり確認して、自分に合った後悔のない保活戦略を選んでくださいね。
点数稼ぎ=認可外は正しい?
・「点数稼ぎ」のために認可外施設に一旦預ける人は多い・保活の点数稼ぎに認可外保育園利用は有効(寧ろ必須)な自治体もある(目黒区など)
・認可外保育園利用の加点と育休明け加点が同じで、有利にならない自治体(江東区)や利用なしのほうが点数高い自治体(大津市)もある
・正しい保活戦略は、自治体によって異なるので、とにかく自分の自治体の情報確認を!!
最後まで読んでくれたあなたへ
▶保活の裏技は存在?!認可保育園に入れるため点数稼ぎ以外にできる4つのこと☆
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